この一ヶ月を振り返る。

労働組合の幹部として4年の任期を満了した。
委員長と深夜まで資料作成をするのが苦行と言う他なかった。働き方改革のために深夜まで作業をするという矛盾、深夜のファミレスの雰囲気、委員長の訛りと咳払いの多さ、全てが地獄であった。業務や委員長の細かい性格があまりに鬱陶しく、途中殺意を抱きながらもやり過ごし何とか満了できた。嫌な思い出が数多くあるが、辞めたので全てを綺麗さっぱり忘れたい。


本当に嫌なことを嫌々やる苦しさというのは地獄である。
19歳の時、新聞配達を辞めると伝えてから終わるまでの数週間がそうであったことを思い出す。
人生において快と不快を見極めることは大切にすべきだ。
働きたくない人間は働かなくていいし、生きていたくない人間は生きなくていいというのが私の持論である。


芥川賞が決定した。若い女性の作品というだけでかつての自分なら作者の画像を見ながらマスターベーションをして読んでいただろうがここのところ、本を読む気力もない。
苦役列車」を夢中で読んでから10年。あの風俗発言の西村賢太が受賞して10年かと思うとか感慨深い。震災前はおせち詐欺やカンニング事件のaicezukiがトップニュースになるような緩い時代だった。
そう考えるとコロナ禍前のつい一年ちょっと前も緩い時代だったように思えてくる。
メリットとしては煩わしい飲み会や会食が消えたり、内篭りが肯定されていることだろう。


最近の個人的なトップニュースは吉野家豚丼が復刻したこと。
二十歳くらいの頃、中部地方の関東寄りで独り暮らしをしてた秋頃の休日に無目的に電車(JR中央本線)に揺られて夜の相模湖辺りを彷徨いて食べた吉野家豚丼、めちゃくちゃ旨かった。やはり豚丼はこの味である。
だが、吉野家は仕切りなどあまり店内の感染対策に力を入れてないようなので是非ともテイクアウトして味わってほしい。