いろいろ終わった

陰食店バイト終わった。バイト終りにズングリ体型の女子高生バイト(以後、ズン娘と記す)に携帯電話のメールアドレス交換を慌てふためきながら勇気を百倍振り絞って(女性にメールアドレスを聞くのは人生で初めてであり、バイトが最後だからこんな行動的になったと思われる)要求したら断固拒否された。あんまりだ。意中の女子ではなかったのだが絶望的な気分になった。俺が気狂いだからだめなのか、ストーキングでもされると思ったのか、理由は定かではないが、とにかくズン娘は「メールはしない」の一点張り。ダメなもんはダメらしい。ぐらぐら目まいがした。うろたえていたら牧場社員が俺をあざけ笑っていた。所詮、俺なんて他人から見たら嘲笑の的でしかないのだろうか。
よりいっそう、慌てふためいた俺は挙動不審になった。以前、牧場が俺にくれた外資系の店のタダ券をズン娘に突如、「これもらってくれ!」と虚しくアプローチして差し出した。全くこの行動は意味不明で、何でこんなことやったのか良く分からない。無言でズン娘はもらってくれた。飯食うのがすきそうな体系だからちゃっかり貰いやがる。有難うくらい言えよ!すると一部始終を見ていた牧場が「それ俺がお前にやったやつだろ!!」と怒ってた。俺の嫌らしさが全開した瞬間だった。
俺はズン娘にメアド交換を要求する前に、自分もひょっとしたら女子高生と仲良くなることができて、だんだん常人らしく愛撫や接合などといった行為をすることもでき、悲惨な童貞人生に別れを告げられるんじゃないかと甘い考えを脳裏に浮かべ始めたのだが、そんな馬鹿まっしぐらな期待は無惨に引き裂かれた。悲惨な童貞人生はまだ続くらしい。