2011-01-01から1年間の記事一覧

二〇一一年

1.がん‐ば・る【頑張る】 1 困難にめげないで我慢してやり抜く。(大辞泉より) 大晦日。雪下ろしの転落事故死、火事で一家死亡などというニュースがテレビで報道されている。全ての不幸なニュースに感情移入するなど考え尽くしてしまえば、自身の精神を疲…

仕事納め

タイマーが鳴る前、底冷えする寒さに驚かされるように起きてしまう朝が続いている。もっとも私は寝相が悪いらしく、掛け布団を二枚、毛布を一枚被って眠りに就いたはずだというのに、朝になるといつも掛け布団が一枚だけしか残っていない。残る掛け布団と毛…

師走労働

十二月中旬に出張に行ったときの出来事。 出張初日にもはや粉塵だらけで雨にも濡れて助けも借りてへとへとになりながらビジネスホテルの一室にたどり着くと物哀しい気持ちになったものである。私は誰かに愛されたいと思っていたのだが、いい加減、誰かを愛す…

エンプティ・エンプティ (19,016字)

(一) 聖夜。十二月二十四日の夜だけは「聖夜」というらしい。同じ一夜でも、人によって聖なる夜でもあれば、虚ろな夜でもある。聖なる夜といえば温室にセックスというイメージだが、虚ろな夜といえば虚室にマスターベーションというイメージ。だがたとえそ…

虚仮生活(十)

十月最後の土曜日、金輪(かなわ)はバスに乗り、電車に乗り、F駅へ向かう。道中、老人の酸っぱい臭いに厭になったり、女子高生の人生を舐めきったようなくちゃべりなどが厭でも耳に入ってきて散々殺意を抱いたり、ぎゅうぎゅう詰めの車内で女性が近くに寄…

ベース・ボーイ 

何を目的として戦っているのかもわからない。漂うのはただ万能感と無力感。 携帯電話は進化したおしゃぶりだと思う。今年はiPhone 4Sが発売されたのだけれども、所詮おしゃぶりだと思う。 電車やバス、待合室、あらゆるところで人は携帯電話を弄っている。メ…

十月二十二日。土曜日。

九月中旬の気温。暑い。夜になっても暑い。近年の暑さは性質の悪い勧誘みたいにしつこい。うんざりする。 朝、ジョジョ四部の吉良吉影を久々に読みたくなったので文庫本を読み散らす。 仕事は『カメユーチェーン店』の会社員で毎日遅くとも夜8時までには帰宅…

十月二十一日。金曜日。

快晴。夏日。暑い。今年も夏から一気に冬入りするような感じだな。 案の定、腹立たしいテンションである。粉塵塗れになるためにH市に行ったが、道中、郊外に点々と聳え立つラブホテルに腹が立つ。うおおおおおおおお!と部屋に入室してそっと手淫をしてうお…

自分のだらしなさや他人様のブログやら

今日は携帯メールが一切こない。ダイアリーにコメントが付くと携帯メールにも届くが、最近は減った。何度も狂態したのがまずかった。もはや不良ブログだ。今は立て直すために旧来型の日記風にしているがどうなることやら。 他人様のブログについて。Yさんは…

十月二十日。木曜日。

快晴。朝礼スピーチの当番。二十人の前で喋るだけなのにやたら緊張して手が震える。中学時代は全校生徒八百人の前で選手宣誓をしたんだけどなあ。経験は環境であっさりと退く。自分が喋っている時、大衆が何を考えているかなんて考えちゃいけない。 青松課長…

十月十九日。水曜日。

朝、凶暴に気が立っていた。今朝に限ったことでなく、最近は自身のバロメーターと目している交差点の信号で、通る直前に赤になると酷くムシャクシャすることで、現在の自分は気が立つ周期に入ったな、と感づくことができた。原因を考えれば、食生活が偏って…

ブログを書く理由

世の中には頭の良い人、頭の悪い人、優しい人、冷たい人、図々しく成功をつかむ人、人に譲りすぎて引き篭る人、様々な人がおります。そういった様々な人の文章はブログを検索すればすぐに見つかる時代です。 膨大な中の一つのブログは他者にとっては単なる一…

十六年前のオチもない話

小学四年のころ、ユカという目がひらめのように細い女子が同じクラスにいたのだけども、その女子は自分に対して「いつも何して遊んでるの?」「なんでそんなにしゃべらないの?」などとズケズケとあざ笑うようにまくし立ててくる具合である。その頃の私の悩…

10.17

昨晩の通夜の説法。末期患者の最期の冗談、浄土と云うものは生きている人間にのみ存在する認識云々かんぬん、先祖と共に生きているという自覚を持つことが云々かんぬん、などいい話だった。 自分がいかに愚かな境遇であるかをいつも述べ、不幸をのたまうのは…

鬱憤を書き連ねるという危ない賭け

散々週末の予定変更を嘆いているけども、普段の休日というのは基本的にやることがない。朝、無駄に早く目が覚めるとやり場のない孤独感と閉塞感がある。趣味も何もない。ただ身体を休める(堕落させる)だけの休日。会社が始まるまで時間を消化させるだけの…

10月半ば

今週末のメインイベントであった資格試験は下記の都合により受けないこととなり、宙ぶらりんの気分である。 ある殺人事件について考えていた朝10時、会社用携帯電話に着信メールがあり、嘱託のG氏の父親が逝去したことと通夜・葬式の日程が書かれたものが…

世の中結果が全てです

左手が痺れている。今日は信号運がことごとく無かった。割り込まれてそのせいで赤に引っ掛かるシーンが多かった。 今日は軽トラで200キロ走破。午前中は最低なテンション。村に行って部品が足りないのでまた拠点に戻って部品を取ってまた村へと二往復。 自分…

ひとり言

ベテラン社会人は強いね。サービス残業しちゃって休日も出ちゃって、感情的にならず、弱みも握られず、はあ凄い。趣味が無いのか、趣味が仕事か。 こちとらすぐさま意志がないペーペー社会人。弱気になれば粉塵と共に風に飛ばされる。 過去に頼ろうとするか…

不器用クライシス

私は不器用である。どれくらい不器用かと云うと、新聞の束を紐で綴じることすら四苦八苦するくらい不器用である。中学一年の時には本棚、二年の時にはラジオを技術の授業で作っていたのだが、どういうわけか本棚は酷評を浴び、ラジオは男子で唯一失敗作を作…

「今年のうちにやっておきたいこと」

今年も今日を含めないと残すところ八十日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 「八十日間世界一周」という小説がありますが、私はちょうど二年前にパスポートを取得したにもかかわらず、今現在まで日本に引きこもり続けております。今年行くとしたら年…

ロックオンデマンド

だるい。疲れた帰宅時にセルフのガソリンスタンドにてガソリンを入れている最中にクレジットカードの販促をされる。「○○は○円お得です。是非…」どうたらこうたらこういう勧誘をされると非常にだるい。ロックオンと云う固定客を集めるためにこういったカード…

たいいくの日

今日も仕事。祝日休みは海の日以来ないなあ。嘱託のT氏(理系出身っぽい)に「iPhoneに詳しくならなきゃ彼女はできないだろ」などと支離滅裂なことを言われる。 絶好の行楽日和の中、他部署が休みで会社の敷地内は閑散としており、非常に退廃的な心地。 い…

虚仮生活(九)

休日の朝はいつだって目覚めるとB級、C級のストレスが纏わりついている。ヘヴンは遠い。 金輪(かなわ)は起きてすぐに、ストレスを発散させるために労働日に我慢していた手淫を立て続けに二回行使し、数時間後にもう一回行使するという暴挙に出て、午前中…

tabi day

朝起きて朝食を摂って、着替えて、荷物を準備して車を動かす。仕事に向かうのは一見、簡単なように思える。だが、簡単のように思われることをするために、人間はいろいろ感じているものだ。朝起きて、時刻を確認する。家を出る時間から逆算して、まだ余裕が…

kiwi

修繕三等兵としての生き方を続けなければならない。だるい、眠い、疲れた。 修繕中に老人ドモが「壊れてるのか?」「いつ終わるんだ?」「どれくらい時間掛かるんだ?」などとフライデー並みに質問攻めをしてくる。稀に勝手に機械うんちくを話してくる奴もい…

「小さい秋、見つけた」

ないですね。朝晩寒くなったことで秋を体感してるけど、何かを見つけることはまだない。 最近はかなり冷めてます。パターンが見えてくると何も行動したくなくなります。季節も春夏秋冬というパターンが続いていくわけだけども、それぞれの季節に、何か面白み…

Sardine

手淫の周期? 君もまた変わったことを聞くね。女の人に生理の周期があるから男の人の手淫にも周期があるんじゃないかってこと? あるだろうね。精子ってのは寒い冬は精巣という工場が閉鎖気味でさ、あまり稼動してないらしくて、暑い夏は暑さで行為に躊躇い…

2011年4月〜9月

日数:183日 出勤:132日(祝日:5日、土曜:13日) 休日: 51日《平日:10日(盆2日含む)、有給休暇:0日》給与(額面)[賞与を除き交通費(月 10,460)含む] 4月 221,098 5月 237,690 6月 220,470 7月 223,733 7月 126,450(賞与) 8月 221,700 9月 232,500

Aster

強迫性障害の症状が出てきたり、アレルギー体質的な痒みが全身を襲ったり、健忘症気味になったり、相変わらずの劣等が充実してきつい。さっさと休みくれ。働くこと、正常を保つことの難しさを痛感する九月だ。 客の爺さんと適当に話したことが唯一リラックス…

ニワトリの日

体中が痒い。此処最近粉塵と濃密に接するようになったために起こった症状かと思われる。 かぶれまくったこんな体では性風俗も利用できそうに無い。情けない。 「世の人並に」という精神で今日も乗り切った。痒い。これからも半封建的な日本社会の現実と闘わ…