悶えたり、不満を口にしたり、乱心したり、憂き自慢したりすることで自分は非常に自己嫌悪に陥っていた。その自虐性は今までは性に合っていると思われる性癖だと思われたわけだけど、内心、このままやっていれば間違いなく本物の精神病患者になるだろうと推測がついたわけだ。
ダメっぽい奴を演じるよりノーマルの奴を演じるほうが俺にとっては厳しいもの。しかし、ダメっぽい奴を演じることによる弊害は計り知れない。
俺は病的にダメ人間を演じていたと思う。これからは無理やりにでも健康人を演じたい。ダメ思考からの脱却。自分の自堕落ぶりを自覚する怖い若者を演じるのはもう止めにしよう。
