今日の客の多さは酷かった。
「よーしパパ、夏休み最後だから奮発しちゃうぞー!!」って家族の士気を上げるためだけに外食する奴ばっかだろ。死ねよ。
フラフラして偏頭痛も酷くて意識不明を意識した。洗い場は溢れてどうしようもない。調理補助がだるい。まるで納期が数十秒先に迫っている工場で働いているのだ。気力が消耗される。何より炒飯を頼みすぎだ。何で客はこぞって炒飯を頼むのかが不可解でしょうがない。別に中華鍋で炒めるわけじゃなくてグルグル回る奇妙な機械で炒めて味の素みたいな粉を振掛けてるだけだから旨くないと思うんだが。もう餃子なんてさらに惨いことに。一回、ゴミ箱に落とした餃子を出しちまったからな。プラスチックの袋の上にのっ掛かった状態だから菌はついてないだろうけど外食は害食だということも分かりきってる。今日のタイムアタックは悲惨の一途だった。今の俺は寿司が食いたい。
土日も時給が820円はないよなあ。飲食店のピークは時給2000円以上は与えるような法律を作って欲しい。飲食店バイトは今のところが最初で最後だろう。次のバイト先を探してまた馴染むために時間と気力を浪費するかと思うと気後れするので結局大学生の身分のときはずっとここでバイトするんだろうな。
