豆、食べません

自分は小学生の頃、書店などで卑猥な雑誌を読んでいる大人、競馬、パチンコに夢中の大人に空前の嫌悪感を覚えていました。
競馬新聞をはたきながら一心不乱に観戦し、負けたら煙草吸いながら平伏しながら帰路につき、勝ったら勝ったで餃子の王将あたりで一人、煙草吸いながらビール片手に嬉々と餃子を摘まむ大人にはなりたいとは思いませんでした。
今、自分はほぼ酒は飲まないし、煙草も吸いません(バイトをしていたとき、休憩時に間を持たせるためにたまに吸うことはありましたが、今は吸いません)。相変わらず競馬業界、パチンコ業界にも全く興味が湧かず、ひたすら何にも興味が持てないといった興が覚めた状態です。以前まではネットカフェで卑猥な雑誌や漫画などを読むと言った日常を繰り返したこともありましたが、ネットカフェの椅子にこびりついていたニコチン臭さが自分のシャツに移ってしまい、ニコチン臭くなってしまったことが、自分の虚しいプライドに傷を付けた格好になってしまい、(ニコチン臭、まるでそれは日陰者のレッテルのようで)私はネットカフェに足を運ばないようになりました。
私には俗に言う日陰者が多く集まる場所に近寄るのを警戒する傾向があるのです。けれどもそういう考え方をしていても決して自分を日陰者ではないと言い切れる自信があるはずも無く、むしろ無趣味である分、暇と闘いつづける虚しい男なのです。
最近では滑稽な話を頭に思い浮かべながら、この発想は面白いなどとレポート用紙にネタを書き込むなど、不気味な笑みを浮かべながら、何の評価も受けない質素な作業をするのが自分の精一杯のようです。