十年前 その1

10年前は中学に入学した時期である。
小学校から中学というのは学生から社会人になる変貌よりももしくは大きいものなのかも知れない。中学の入学式で校歌を初めて聴いたことは覚えている。そして整列しているときに前にいた奴と後ろにいた奴も覚えている。三年生が異常に大人に見え、新鮮な時期である。自分が一年のとき、古賀(過去日記参照)が三年であったが、全く会話を交わさず、古賀の存在は自分の中で伝説になりつつあった。