農筆記

昼飯は牛の死骸を食べた。
試験会場へ出向いたらやたら空席が目立つ。大半が内定を貰ってもう用無しだから来ないでおこうという下品な奴らなんだろうが、中には会場にたどり着く前に死に絶えた奴もいるに違いない。まあしかし死んだ奴のことなんかどうでもいい。生きている俺が一番大事だ。他人が泣こうが喚こうが俺は一人、闘い続ける。
今日の筆記は簡単かとおもったが俺のやり方に決定的な欠陥、解れのようなものがあってその解れをひっぱられるとすべてがバラバラに解け散り崩壊、そんな予感がしてならない。


※筆記試験落ち