「ザ・マジックアワー」

暇すぎるので郊外のシネコンに映画を観に。
レディースデーで女性ばかり(キャピキャピした女性や枯れすすいだ女性などがおりました。あまりにも女性ばかりで若干居た堪れなくなりました)。窓口で学生証を提示し、1,000円とチンポコ料金500円を支払った。以下感想。


感想。銃事件が最近世間で起きてなくて良かったねが最初の感想。ナイフが登場したのが笑いどころの最初の方のシーンだけで良かったね。でもやはりコメディに銃が頻繁に出てくるのはちょっと抵抗ある。凶器がバッドエンドを連想させることが果たしていいことなのか。
作りは三谷幸喜の得意としたパロディの才がストーリー関係なく加減なく発揮されている。大まかにいうと備後(妻夫木)がボス(西田)に脅されて、実在する伝説の殺し屋『デラ富樫』を五日以内に探す羽目になる。しかし、全く見つからないので村田(佐藤)という売れない俳優を「デラ富樫」に仕立て上げて話は進んでいく。
終始、備後が村田に振り回される展開が続く。村田が殺し屋役(周囲は本物の殺し屋と思い込んでいる)を大根役者っぽく、滑稽に演じ続けることがこの作品最大の見所で、それが途中のネタばらしで終わってしまったのが残念。備後がもう少し卑小な男でもよかったかもしれない。やはりネタばれ後の後半がだるい。個人的採点は77点満点で32点。