昭和84年4月29日

行きの渋滞はないことはないが、空いてるってこともなかった。
午前は事務仕事。
昼飯後、一服。煙草をまたしても吸い始めた(半年振り)。昼飯後に陽気に照らされて咽ながら一服。まったりと時間が過ぎていく昼休み。言うことは無い。死んでから一服したいと思ってもできやしない。禁煙は無用だろう。
午後は機械の掃除。エアホースとかいうので収穫に使った機械に付いている粉を飛ばしまくる。粉塵塗れになるためにマスクを二重にした。体中が粉だらけ。なるべくスースーハーハーしないように。耐える!逃避欲を断ち切る!
夕暮れ時に竹箒で粉塵を払っているときの心地よいこと。一瞬だが至福の雑用のように思えた。一瞬は二度と帰ってこないが一瞬は永遠だ。作業着に粉が枯れすすいだまま帰宅した。祝日の夕暮れ、4月の終わりの心地よい気候。車窓から見えるのは学生仲間、家族連れ、その他もろもろ。人々は皆、幸せそうである。