辞めるつもりで投げやりだったこれまでのツケでまるで、仕事ができない。
課長の二岡も呆れとるわ。
自分の本能に従って生きていないと本当にやる気がなく、気持ちも良くない。
そんなわけでtoto bigを数年ぶりに購入。
高額当選すれば転職活動もせずにさっさとリタイアできる。それくらいしかもはや望みがない。
どうでもいいや
サボる
今日も予定なし。
課長の二岡からは取りあえず知り合いでもいいから人にあって営業活動に繋げ、とのことで知り合いがおらず、途方に暮れる。
そうして本当は避けたかったが、既に連絡先を消していた某氏と連絡を取ってみることにした。使ってない古いスマホを充電して電話帳の欄に某氏の名が残っていた。ジョージである。
5年前に縁が切れていたが、SMSでダメ元で連絡すると何と連絡が繋がり、いきなり昼飯を食べることに。
山にある
蕎麦屋で約五年ぶりの再会。既に還暦かと思われるが風貌は相変わらずだ。五年ぶりだが何事もなかったかのように接する。
適度な下ネタと取引先になりそうな会社を聞き出し、そばとコーヒーまでご馳走になる。
ありがとうございました。
もはや心の持って行き場所が分からず、海に行って歩いた。就業時間内であるが、仕方のないことであった。
転職は身内から反対され、仕事は相変わらずやる気が無い。心ここにあらずという状態であり、何を思うにももの憂さだけが心中に飛散するだけである。一年前はこんな悩みは無かったし、だとすれば一年後はこんな悩みは無いのかもしれない。けれども今の心は冬の電柱よりも冷たい。隠れ家に住み続けているような毎日だ。
海沿いの散歩道。余生を余した年寄りがぽつぽつと歩いている程度で、冬の平日の海に人は目立たなかった。
ただ、前に進む感覚が欲しい。一歩でも半歩でもいいから。