恐れていること

多面性が無い奴だと思われることが酷く怖い。
たとえば半年くらい前、飲食施設の店長に「一体今までなにやってたの?」とか言われたときはギョッとして冷や汗が止まらなかった。ただ飲食施設のバイトを適当にやってて資格も無いつまんない人間だと馬鹿にされた感じだったからだ。
"何もしないことが悪"だという世間の価値観が俺の脳に内在化されており、何もしてないことの恐怖に脅えることになった。それは今もこれからも続くような気がする。
若者はいろんな友達を持ち、いろんなバイトをして、勉強をして、たまには羽目をはずして遊ぶ。世間は若者に対してそういうイメージを持っており、また俺もそのイメージに毒されて若者らしくしなくてはならないという強迫観念を抱き、苦しんでいる。