一時の

勉学施設から帰宅。ひょんなことで麺屋の社員、牧場から遊びに誘われる。
メンバーは牧場、麺屋バイトの亀吉、浜地、俺というメンバー。牧場の車に乗り、鉄板屋へ行く。大学で孤立してる分、ありがたいイベントだった。こういう風に日記を書くと一見、恵まれているかに思えるが、これはこれできつい。複数人のグループがあるといじられキャラというのが出現することが多い。話の掛け合いに困ったときはいじられキャラをいじればなんとかその場が成立するからだ。そのいじられる奴が俺。しかし、難儀なことに俺はわざといじられキャラを演じているのだ。演じなければただの暗い、おとなしい奴になるだけ。それが嫌だからいじられキャラに変貌している。わざと印象に残る発言を残し、大半は無言の行。俺が普通の会話をしても途中で声を遮られるからだ。それほど俺には会話能力がない。たとえば

亀吉「選挙誰に入れました」
俺「えーとですね…、Pさんに頼まれたので…」
亀吉「え!!自分で決めて入れなきゃダメでしょう!!」
俺「いや、ああそうだね、次回からはそうしよう…」
亀吉「どこの党に入れたんですか?」
俺「えっと…、それがですね…、公○党です」
(一同ざわつく)

このような会話だ。俺は実際は民○党の人間に入れたのだが、Pさんとの辻褄合わせのために周囲を引かせまでして嘘をついた。これが正しい言動なのか、愚かな言動なのかどうかは俺にもさっぱりわからない。おそらく後者だと思うが、騙されやすい軟弱な日本人を演じただけだ。特に反省はしてない。
その後、麺屋でバイトを終えたばかりの正夫が合流。ヘル男もいたがなぜか牧場は正夫だけを選出。今後、ヘル男にこのこと突っ込まれたらどうすんだ…。ピン当て娯楽をするが、俺はぶっちギリの最下位。遊びなれてない男。おそらく俺は同年代の人間の平均の娯楽施設での娯楽時間の10分の一も遊んでないのではないのだろうか。その後、深夜一時に帰宅。こういうときに帰宅するとき、虚しくてしょうがない。極論で言うとこの虚しさは死に対する恐怖らしいが、なんつうか俺はいじられキャラ道化とかPさんの投票の件についてとかで気力を使い果たした。