幸雄の言葉

愚鈍に………
寝たいだけ寝て……
不機嫌に起き出し………
半ば眠っているような意識で日々を繰り返す
退屈を忌み嫌いながら
その根本原因病理にはほおかむり
少し熱心になる瞬間といったら
他人のスポーツ競技観戦や……
空腹時に飯を食う時くらい……
なぜそんなくそ面白くもない気分で……
この人生の貴重な1日1日を
塗りつぶせるか………
というと………
いつもどんな時も現実は「仮」だからだ
つまり偽者……
現実が……
自分の本当のはずがない……
そう思いたいんだ………
ゆえに………
30になろうと40になろうと
言い続ける…………
自分の人生の本番はまだ先なんだと………!
「本当のオレ」を使ってないから今はこの程度なのだと………
そう飽きず言い続け…
結局は…
老い………
死ぬっ………!