インテリア会社一次選考

本日はインテリア会社の一次選考であった。
朝、バスに乗る。雨が降っており婆とか婆が大量に乗っている。
駅に着き、各駅電車に乗る。ガタンゴトンガタンゴトンオトンオカンと揺られながら隣県の駅まで行く。
駅に到着すると辺鄙な路線に乗り換えて目的地の最寄り駅に行く。
「痴漢やっちゃチカン」というわけの分からない寂れた看板が貼ってある。道路の真ん中を電車が走っている。原爆でも落ちてくるんじゃないか。
日ごろの行いが悪いからか雨と強風の悪天候。よってタクシーに乗り、目的地近くのガストで昼食。
時間になって会社へ。
ガチンコの大和龍門、又はデューク更家に似たラフな格好した社員が部屋を案内。
待合室には10人ほどがいた。
するとおっさんに呼ばれて一対一の面接。
お「志望動機を教えてください」
俺「……ぇえとその、営業とはお客様と身近になれて魅力を感じまして…」
お「営業はインテリア以外にもたくさんありますがなぜ当社を受けたのですか?」
俺「………そうですね、それはインテリアとは人間の夢でございまして…(おいおい夢とか言っちゃってるよ…。最悪な道化だ)」
お「…漠然としてますね」
以後、割愛。
愚かしい愚かしい面接だった。自己PR、長所、短所、短大卒男の理由などを聞かれたが、終止おどろおどろと言葉を詰まらせた。
面接が終わると適性検査、SPIをやらされた。
終わって開放される。一昨年の元木の会社以来の正社員採用面接であったが、俺はあの時から一切合切、戦闘力が上がっていない。(元木の会社はその後、社名をコロコロ変えるほどのブラック企業であったがそれでも一昨年落ちた)。本当に愚かしい。
また辺鄙な路線に乗って、今度は特急に乗ってさっさと帰る。
車中、いろいろ考えた。「(面接全然ダメだ。誰か就活仲間がいればいいのに、女友達がいればいいのに)」などと考えてまた鬱々としてきた。本当に本当にこれからきついと思う。励ましあえる仲間がいる人がうらやましい。今唯一メールをしているのは高校時代の知人のK鬼だけだ。しかしそいつは就職してヒルズ族を狙っていて、自分の自慢ばかりしてくるから嫌だ。といっても人望不足の俺はK鬼を切るわけにもいかない。女友達が欲しい。考えても見ればたとえ、この先就職したとしても現時点で友人がいなさすぎて交友関係においてはお先真っ暗だ。本当に親しくなれる学生時代の友人というのがいかに大事かということを身にしみることになりそうだ。そう考えると虚しい。
電車、バスを乗り継ぎ家の近くを歩く。ファミマが出来ていた。といってもまだ開店してない。やっと近くにコンビニができたという感じだ。今一番近いコンビニは去年働いていた例のコンビニだったので新たな店はありがたい。
ネットサーフィンしているとダメ・無職系サイトの老舗「夜間の記憶」が復活していた。が、管理人が残念な状態になっていた。文才が秀でているから「絶望男」みたいに日記を出版すればいいと思うのだが難しいだろうか。「人間、なるようになる」なんて人は言うが、なるようにならない人間だって世の中にはいる。そのことは戒めておきたい。
初戦は惨敗だった。反省材料は全てであり、全ては反省材料である。