レトロ沙汰デーナイト

本当、相場主義ってのは残念だ。とうとう来週学祭でさ、ゼミが切り盛りするっていう屋台を半強制的にやらされんだよ。俺は一度も「僕やりたーい!」なんて言ってねえのにふざけた話だよ。和牛がいるとすると、白い毛が一本ある和牛だとしても「黒毛和牛」っていうくらい無礼な話だこれは。
大体さ、チンコを床に擦り付ける以外の業務を俺にやらせるなんて自殺行為だっつーこと気づかないもんかね? 純粋にカーセックスやりたい奴を鈴鹿耐久レースに参加させるくらい確実に間違ってるよ。
さすがに前年も同じゼミメンバーでバックレてるから今回は出ないとヘビられる、いや、ハブられるんだろうな。いやもう既にハブられてるだろ。ゼミの奴ってさ教員志望の奴らが多くてFランの中でも真面目っ子ばかりそろってる感じで嫌なんだよ。あいつらアイスコーヒーみたいに冷たいんだかマイルドなんだかわかんねえ。色白くて細くて可愛いかと思いきやパッと晴れない日本海地域特有の粘着質でねちねち物をいう県民性だからさ、ゼミの女子もそんな感じで俺に静かに圧迫してくるわけ。「金輪際さん、ちゃんと出てくださいね↑」とか語気強めでいいやがってよ。『空気読んで協調して無給で働けボロクズ』って意を言われてるんだけど反駁する気力もなく朽ち果ててこうやってブログに書くしかないんですよトホホ、デヘヘ。
ちょっと話を中断するけど小学校の頃、親父が会社のつてで週刊少年ジャンプを発売日前日に買ってきてくれたんだけど、古賀と俺の二人兄弟だから毎回古賀が先に読むわけよ。まだモンモンモンとかドラゴンボールZとか王様はロバとか幽々白書とか連載してたと思う。古賀は夜七時に読み始めて夜九時に読み終えることもあれば、夜十時を回って読み終えることもあったり、下手すりゃその日ずっと読み終えてくれないわけ。この読めない時間ってのがじれったくて、もうオナニーも当時してないのに、なに考えてたんだろうか。そのうち古賀が中学に上がったあたりからなぜか俺が先に読ませてもらえることになった。でも先に読むのは読むので大変で俺もそろそろ思春期だったからI'sとかぬ〜べ〜で興奮しっぱなしだったのでページがなかなか進まない。やべ、やべ、って読んでたけど、そんときのストレスでうつぶせオナニーしちゃったんだと思う。
話は戻るけど結局、世の中相場だよ。セックスしたい奴とセックスしたくない奴がいたとする。セックスしたい奴がこういいました。
『セックスしたくないっていってもあんたのしたくない度はこのくらいだろ(親指と人差し指で小さな隙間を作った表示をする)。俺のしたい度はこれくらいだぜ!(両手を全快に広げて表示する)、だからしてくれ!』
って相場でセックスの価値を推し量ろうとする卑怯な男にはなりたくないんですよ。勘弁してくださいよ、世間は相場に媚びてんのか。ちなみにソーキそばは美味しい。