生活の倦怠

ルームシェアと言えば格好が良すぎる。職場の整備場から帰宅して洗濯して買い出しに行って公園であれこれと感じて、社宅の地べたに布団を敷いて、ほとんど外出しない同居人と過ごす夜は難儀するものがある。
大概、夜中の2時か4時に一度目が覚める。今までに見たことのない不潔な夢も見た。
身が落ち着かず、これまで無視していたペットボトルに小さく張ってあるシールを凝視して、懸賞に応募したりしている。
一人暮らしをしていた十九歳の夏、気が狂ったことを思い出した。自分に嘘を付くのが下手だと気が狂うことを学んだ。
中学卒業以降、全く無学といっても過言でない。せめて嘘の付き方は勉強しなくてはならない。