上司コモンセンス

起きて諦める。今日も不具者だ、と狼狽してスタートする、何とも朝は醜い。汚したのは自分だ。
朝からアメリカの八百長気球家族の特集とヨットスクール自殺騒動を見て、やるせなさが増大した。
職場。言われたことを実行できずに失敗するとまるで苦痛に耐えがたいような哀しい眼でこっちを見てくる。見られては、「すまない」、「恥ずかしい」といった心情が飽和して、その繰り返しだ。「模範を示しているのだ!」という上司の飛ぶ鳥の如き勢いが伝わってくるが、理解力に乏しい自分にはその勢いがまるで焼き殺しに掛かってる龍にしか見えない。ツナギの下に情熱はない。軟弱な肉体と憂鬱が詰まっている。来年からは一人でやれと言われているが、とても無理だろうという気しかしない。
私の精神はふらふらしている。関心のある映画でも観に行こうかと思ったが、今観ると卑屈な心が増長する気がするので止めた。


だまって信じて、だまって生活する能力が必要らしいね。妥協したい能力は一丁前だ、いやはや参った。高校入学と同時に実は死んでいるような気がしてならない。
帰りに「まいどおお○に食堂」で健康そうな惣菜を選んでご飯大盛りの夕食を食した。魚の煮付け。今日の唯一甘いものだった。