雑話

何も考えずにただ打つ文章。
今日はハロウィンである。米国では菓子を貰いに他所の家に変装して押しかけた少年が家主に銃でぶち殺される事件が起こる季節である。
日本ではホームレス嘲笑いの疑いの学生が追い込みを掛けられ、結婚詐欺女が大量殺戮を施すという、あらゆる快楽を得ようとした人間があっさり落とし穴に嵌るという油断大敵な社会となり、デジタル家電だの、高速道路無料化だの、だくだく牛丼だので近未来的生活に浮かれていた我々は、改めて、国の歪んだ現状を噛み締めている。誰が悪い訳ではない。軽はずみな行為というものは人生をかぼちゃパンツのようにあっさり破ることを忘れてはならない。
話は変わって初めて買った写真集は酒井若菜の写真集である。ちなみに今度最後の写真集を出すそうだが、いまや全く興味が無い。まるで状況は変わってしまった。
好きになった女性アイドルの株価というのはある時期を境に一気に下降線を辿る。これはメディアの偶像を恋することの限界なのだ。
現在の心境はさておき、少年から青年になりたての私は20歳くらいの酒井若菜が好きで、どうしようもなく好きで、「菜っ葉」の「菜」という文字を見ただけで興奮できるくらいトチ狂っていた。あの写真集は忘れもしない。表紙が青ジャージのにこやかな酒井若菜だ。中身を見ても完璧だった。デートの待ち合わせ風の写真といい、あれといいこれといい堪らなかった。しかしそんな日々は長くは続かない。ある日のこと、「だからどうした!」と怒号が聴こえてきた。嗚呼そうさ、無意味だ。写真を眺めてグヘへたまんねえ、などという男に一体何の価値があるのか。俯瞰で見てして愕然とした。だが過去の自分に石を投げてはならない。それがどんなに煤けていてもだ。今現在自分が無趣味なのもこうして次々に飽きることが原因である。
二次元について。あまり興味が無い。世の中には二次元しか愛せないという方が今数多くおられる。人間を愛さず、画を愛す人々について。これには私は特段何も言うことはないのである。そのことに関して何ら罪はないのであるから。むしろ私は「二次元しか愛せないなんてありえない」などというアッパッパーな一部世間の眼差しに大変憤りを覚える。何かを否定するということは戦争である、開戦しなければならない。差別・偏見がなぜいけないかというと、それにより否定される人間がストレスを感じてしまうからということくらいは知る必要がある。先述のセリフを吐くものは差別反対連盟から抗議のポケベルをされるべきである。
日本シリーズ開幕。私はシリに敷かれた方がいいと思う。