クレーン5t未満取扱(後編)

昨日の初日が学科で、今日が学科と技能。試験が無く、受講すればいいだけの楽なものだ。とはいえ内容が薄い上に拘束時間が長い。技能は十人一班で一人ずつ十分弱行う。自分がやるとき以外は見学するだけだ。朝は8時半集合。午前は座学でみっちり。全く頭に入らない。昼飯が待ち遠しくて仕方がなかった。
昼飯は中華屋で焼き飯(¥580)を食した。玉ねぎ、豚肉が入っており、焦げ目で黒い飯。外食の焼き飯とは思えなかった。土曜の昼に学校から帰って家で珍しく親父殿が作ってくれたような焼き飯だ。
1週間もいると教官が親しく話しかけてくる。来る前は鬼教官がいるイメージだったが、皆、気さくな人たちである。
午後は技能。クレーンを操縦して柵のコースを通る。柵に当たって鈍い音が響けばアウツ。昔のファミコンにありそうな感じで気楽なものだ。相変わらずというか当然というか女性の受講者がいない。この1週間、男だらけの受講が続き、抑圧されることによるムラムラが止まらないのである。教習所にいる事務員の多少“熟”が入った女性を見ても村に待ったムラムラがやってくる。「おっぱい」の四文字や「パンティ」の四文字が頭を覆う。私は変態である。世の男性も概ねそうなのか?一体頭の中で何を考えてるんだ皆!
参加者は新入社員が多くて、ベテラン社員も多少いる。自分の会社の上司もいた。フォークリフトの殺戮教習と違い、時間が穏やかに過ぎていき、開放される。来週からやはり男ばかりの会社に戻る。凹凸でいうと気分は凹みであるが、周囲の性は凸だらけである。本当に悔しい