秋の夜長

爽秋の折、わざわざこのブログにおいでくださってありがとう。茶でも一杯呑んでって下さい。いえ、あの、ご自分でご用意ください。
差し当たり恐縮ですが、何一つ話題を用意しておりません。
天気の話でもしますか?今日は朝、曇っておりましたが次第に晴れてきました。しかし天変地異はおきませんな。


私は困り果てた。今日の日記は趣向を凝らしてみようとやたら丁寧な文章にしてみたのだが、話が何も無いのである。仕方なく実生活同様、天気の話題に持ち込んでみたが、天気など何種類もあるわけもない。では仕事の話でも書こうかとも思ったが、いつも仕事の話ばかりだから趣向をこらそうとしているのにそれじゃ駄目だ。途方に暮れた。逃げようか。そうだ、帰りに高校生の集団がいたことでも書いてみるか。


話題がなくて困りましたね。今日は仕事帰りに牛丼店に行ったのですが、そこにはサッカー部と思しき高校生の集団がおりました。彼らは市内のサッカー部のレベルや自分の出身中学のサッカーの強さなどを嬉々と話しており、「○○高校の左サイドバックはフィジカルが強い」だとか「○○中出身の奴らは足が速い奴ばかり」だとかいかにも部活データが充実した高校生の会話でした。


いやはやもう書くことがなくなった。私ももう生まれて四半世紀を迎えるわけだから趣向を凝らさなければならない。一つのテーマに縛られ続けることから逃れなければならない。私はこれまでたった一瞬の失望を一日の失望と捉え、一日の失望を人生全体の失望と捉える節があった。私はその習慣から解き放たれる必要がある。