天災の蔓延

 東京に住んでいる身内は無事な様である。地震のニュースを見ながら金輪は何が起きるか分からぬ日々の暮らしにおいて、何かに毒づいている暇なぞないのだと確信し、どういうわけか気持ちの整理に一つの区切りがついたようである。結局、人間はいつ死ぬか分からない性質で、毎日が最後の一日になりうる状況下で、わけの分からぬ毒に塗れた思考で過ごすのはどうにも無意義に思う。そうして怠け癖のある彼は、今年一年は何にも毒づかないぞと決意するのであるが、その決意が継続する保証はどこにもないのであった。

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