日曜日に晴れる。日本海側に住んでいると、この時期の土日祝日に晴れられると陰鬱さが一段と増す。人間が多数戯れている。陽の使者が体中に入り込んでいくこのむず痒い気分。一生涯、陽というものを憎み続けるのだろうか。 予定がないのに外出するとよくない…

モラトリアム期間が後50日ほど残されている。人生にもう訪れないであろう長期休み。しかし、休みというものが甘美と思えない。それは単に感覚が麻痺しているとかそんな野暮な理由でなく、濃密な人間関係を育んでないことが原因である。ここ数年、幾度も自身…

何も勉強してない。高速バスの予約をしてみた。 癖毛頭で174センチの顔のでかいオスが、世間に対して弁明などあるわけもなく、卑下してるから人に思われることもまずないだろうとまともに他人を見れなくて、道に若い女性がいたら微弱でも欲情してて、本当は…

エレベーターに乗ろうとしたら女性が乗ってきたので乗るのを躊躇う自分。 「一緒に乗りましょうよ」と声を掛けられる。 女性に対して弱弱しい市民生活者の自分。無性に哀しくなった。嫌われたくないから消極的な思考になっている。この思考がいかに滑稽とい…

毒。自分の心には毒があるのだろう。そんなことを意識してか、数日、心の旅といいましょうか、旅に出ました。 温泉。温かい泉。「温泉」のイメージは死に近いものが訪れるという印象がありました。ひとりで大浴場などに悠長に浸かってみれば陰鬱な気分が晴れ…