今日、自転車でバイト先に行くとき、信号無視をして横断歩道を渡ろうとしたら「ブーーーーーーーーーー!」と数秒間クラクションを鳴らされまくった。鳴らされても車の存在に全く反応せずに横断歩道を渡った。もうちょっとでぶつかる所だった。集中力が欠如している。これが今日のハイライトである。
俺とて自閉症ではないのだから、信号がたとえ赤でも車が通ってなかったら普通に渡っている。しかし脳が腐敗してきているのだろうか。今回は車がすぐそこまで来ていたのに見落として渡ってしまったのだ。他人の立場で考えたらこんな通行人には酷く腹が立つと思う。ブーブークラクションを鳴らすのも分かるような気がしないでもない。そんなことを考えていたら気持ちが萎えきってしまった。そんなことで緊張感の幻滅した状態でバイト先に向かった。
店は昼間のピークのはずの時間もガラガラ。閑古鳥が二羽ぐらい食べに来ていたと思う。精神的に幻滅した状況でさらに時間帯がいつもと違って、いつもやってる朝清掃をやらなかったからどうも気分が乗らなかった。
今日はバイトに来る前に気まぐれでとある生ものを買ってきて、パートの皆さんに上げたのだが、非常に反応が微妙だった。まずPさんから第一声に「賞味期限は大丈夫?購入した時間は?」と聞かれたわけだ。実にシビアである。俺だったら他人がくれた食べ物なら飛びついて食べるのだが、それは野蛮人の考えだったようだ。これでまた気持ちが萎えた。まあ確かに常温で支度部屋に放置した状態だったので不安がられても仕方ないかもしれない。
勉強になった。生ものを人間にうかつに上げてはならないこと。人間が腹を壊したりしたら非常にややこしいことになるのでこれからはなるべく生ものを人間に上げるのはよそうと思った。そもそも何で生ものを今日買っていったのか、それは寂しい人間だからだろう。他人に反応されることによって存在意義を見出したかったのだ。少しでもポイントが欲しかったのだ。えげつない。それも残念ながらやや失敗に終わってしまった。痛い男だ。
昼下がりからはレジをやった。レジは慣れると楽しい。人間を相手にするのも慣れるとそんなに気疲れしない。というか昼下がりはおっさんが一人で食いに来ることが多いから助かる。これが同年代くらいのチャらい奴が集団で来ていたら精神力を大きく浪費していただろう。なんかチャらい奴らは嫌なのだ。本当は優しい奴らかもしれないが、何かダメだ。
そんなこんなで夕暮れに入れ替わりの亀吉とバトンタッチ。亀吉は仕事ができる奴だからいちいち手厳しく「ここはダメ、それはダメとか」と冷徹に言って来やがる。あいつ嫌いだ。
そんなこんなで八連勤は終わった。八日間、人間といろいろ接することが多かったけど特にいいこともなかった。