M-1について②

チュートリアル」について。去年のこのコンビのネタにはバーベキューのネタがあった。
ガキの使い」のハガキトークダウンタウンの松本がやっている「ありもしない事実(現象)をさもあるかのごとく話す手法」があるが、チュートリアルの去年やった架空的バーベキュー基準ネタとでも言おうか、そのネタは松本のハガキトークでやってるテイストに近い形で構成されているように思えた。
去年見た感じだと正直このテイストは正統派漫才師の審査員には受けがあまりよくないという感じ。あのネタは一部の人にとっては「さっきから何言ってんだ?この人たち」って感じに思えたのではないだろうか。
俺自身、「ガキの使い」のハガキトークを初めて見た頃、「このチンピラ、思い付きで適当に喋ってるだけだろ」と思いながらまともに見てなかった。それくらい最初は「ありもしない事実をさもあるかのごとく」というのは凄く違和感があった。
松本はその手法をハガキトークを毎週の如くやりのけることによって笑いのパターンの一部として確立させた。とはいえ、世間一般で「ありもしない事実をさもあるかのごとく」という虚言症的ネタはまだ認知されているとは言いがたい。故に一発勝負でその手法を使うのは相当、リスクが高い気がする。