雪道大学(仮名)編入学試験

朝、6時起床。7時40分に家を出て、7時54分にバスに乗り、8時30分に駅へ到着。
駅に着いたら「雪道大学」ってプラカードを持った人がいたので、その人に尋ねて、駅から大学まで走る無料送迎バスへ案内してもらう。
観光バスみたいな送迎バスに乗るともう席ほほぼ埋まっており、中は中国語みたいな言葉をペチャクチャ喋る連中ばかりが存在していた。留学生入試と編入試験が同時開催だが、圧倒的に留学生入試の連中の方が受ける奴多いため、完全にチャイナバス化していたのだ。
そのうちキャンパスに到着すると編入試験の会場は小さな個室が用意されており、5人が受けることになっていた(うち日本人は俺ともう一人の人だけ)。
まず小論文。
「好きな食べ物について、その食べ物がどうして好きなのか具体的に考えて書きなさい」というレベルの問いが4つくらいあって一つを選んで書くというものだった。小学生の作文のような題材だったが、ひょっとしたら大学生らしい高度なテクニックを追求しているのかもしれない。慎重に書きすぎて制限時間の1分前に書き終わった。もうちょっと余裕が欲しかった。
面接。小論文を終えたら、控え室で無言のまま十分くらい待たされて、面接室へ。対面相手はおっさん二人。一人は高野連の会長みたいな厳格そうなおっさんだった。カメラが設置されていて一層気分が悪くなった。

「あなたはもともと法律系以外の短大にいて、法律系の単位を全く取れてないそうだが法学部に来るのに厳しいのでは」「英語の単位が全く履修されてないのだが大丈夫かね」などと悲観的な質問をされました。答えは「何とか努力します」という適当な答えをした。
「最近気になってるニュースは」と聞かれ、
俺「(7秒くらい無言)……不二家のニュースです」
おっさん「どうして」
俺「…(4秒くらい無言)食べ物関係のバイトをやっていたので…、賞味期限切れのものを使うということは私もあったような気がします。しかし上司に従わないとダメだからしょうがないような気もします」
おっさん「あのねえ、あれがばれたのは内部告発なんだよ。だから位とか気にせずに真実を訴えることはどんな立場でもできるよ」
別のおっさん「あなたの長所と短所を教えてください」
俺「(しまったこの質問を想定してなかった!!!!!)」
俺「長所は地域について詳しいことです。」
別おっさん「たとえば?」
俺「山登りとかしますので(本当はしたこと無い)山の大気の濃度に詳しいです(グズグズ…)」
俺「短所は車の運転をするときに危ないときがあることです」
別おっさん「具体的に?」
俺「人間が見えなくなるときがあります」
おっさん「ありがとうございました」

非常にダメ面接ですね。生気が奪われました。一刻も早く雪道大学を出たい思いで、外に出たのですが辺鄙な場所だからバスも一時間に1本しか出ないのでスーツ姿で駅まで半泣きで走りました。私の脳はFランクどころでなく、Hランク(Hは白痴の頭文字です)というわけです。大学を甘く見てました。どうもすんずれいしました。