10-15

7時起床。9時過ぎに家を出る。コンビニで昼食を買うときに万札を使用。
毎回思うのが小額の買い物で一万円札を使用するときにどうしても申し訳ない気持ちになる。一円玉だろうが一万円札だろうが、日本銀行の所有物。同額の硬貨を二十枚以上出すと断る権利が商売人にあるとかいう法律があった気がするが、細かい買い物時に万札一枚、使ったところで別に悪いわけがない。ましてや財布の中に万札しかなかったのだ。申し訳なさそうにするのは良くない。おそらく自分が店員である際に万札を出されたときにほぼ毎回消費者にイラついてたから、逆の立場になったら今度は逆に店員がイラついていやしないかと自己投影させてしまうわけだ。この癖は直したい。
バイト。ズン娘と同シフト。自分のことは棚に置いといていうが、ズン娘、着替えが遅い。朝清掃も結構時間かかってる。高等学校に通う娘だから店長も大目に見てるけど、他のバイトだったら通用しないような部分もあるような…。とはいえ、人にああしろこうしろというのは俺にはできない。人の気分を害すだろうし、第一自分自身がバイトという立場。他者の姿勢には口を開かないほうが身の為。
朝清掃は二人でやるためにどうしても一人が遅れているとこっちもつられて遅くなる。いや、自分の性格が他人に依存されやすいつられやすい性格だからこうなる。
開店三分前に客来店。「もう大丈夫ですかー」と三十代の不似合いな毛染めをしたツンツン頭の男がやってくる。前述どおり、朝清掃が遅れていて準備はまだ終了してない。にもかかわらず、
「大丈夫ですよ」
面倒だったので即答した男がこの俺。過去の実績からだと準備がある程度のとこまで行ったら、客を迎い入れることが可能な感じだったのでこういうセリフを述べたわけだ。すぐさま店長、
「すいません、まだ終わってないので…」
客、(はあ?)みたいな顔で立ち去る。
失策。新しい店長だと考え方等々が違うのだ。こういう場合は店長なりに尋ねることが先決であり、自分の判断で動いてはいけないのだった。うっかりミス。つうかめんどくせえから開店前に来んな!!時間も守れない奴に不平不満を言う権利もない。24時間営業の牛丼屋とかファミレスにすっこんでろや!
ピーク時。今日は正直、今までのバイトで一番、身体の消費量がきつかったように感じた。ちなみに体調が一番きつかったのは正月のときの郵便局明けのときだ。新店長になってからの新体制、チラシが入った、新メニューを作るとかいう事象が重なったためか、とにかくハード。厨房の中がカオス。こんな厨房で作ったものなど食いたかねえ!!という気分。餃子、チャーハン、どんぶり、冷やし中華を一人でほぼ同時進行で作った際には頭に変なエキスが出た。なんつうか、日曜に軽い気分で腹を満たしにやってくる客と真逆の気分で何かを擦り減らしているといった感じか。くつろげる奴、そうでない奴。対極すぎて笑えてくる。
とはいえ、鬱憤を忘れ、夢中にやれるのはいいことだ。これが毎日だと笑えないが、バイトだからありがたいと思う。ゴールデンウィーク。九連休あるが、七回くらいは駆り出されるようだ。というか黙っていたら九回駆り出されるだろうからカレンダーの黒い部分はさすがに休ませて貰う。
といってもGWには何の予定もない。これがフリーターだったら憔悴の嵐との戦いなのだろうが、今は学生。許される休日。ありがたい。