平等じゃないのが当たり前

もうすぐ夜のバイトか。
昼のピークきつかった。三日間で7台の餃子機を掃除した。7台の便器を掃除した。
他の連中と違い、いつもいつも同じポジションにされる。
俺はいつも餃子などサイドメニューを作る係りをやらされている。小規模な店だからサイドメニューは全部俺が作る羽目になる。ホールも大変だろうが、どう考えても飯を作るプレッシャーに比べてホールのプレッシャーは軽い。実際にホールもやっているから分かる。
損な役回りをいつもさせられる。原因はおとなしい性格にあるのだと思う。
他のバイト連中のようにクリーチャーとフレンドリーに会話ができない。できないというよりムカつくから一切会話をしたくない。前の店長のときはまだできていたと思うが。もうなんというか人種というのは大事だ。相手がおっさんなら気にならないことも独身のババアだと途端に死ぬほどムカつくことがある。ぬめぬめとしたコミニュケーションを図ろうと毎度毎度、「土日のこのポジションは君くらいしかできない」などとヌメヌメと褒めてくる。これが気持ち悪くてしょうがない。
適当な話題を降ってきやがる。損な話題に無理やり合わせて会話している自分が最高に嫌いだ。結果、こういう嫌なイメージの人間にはよほどの用事が無い限り、一切自分から話しかけない。そして押し黙ったまま孤立をすることになり、ババアの都合の良い駒になってしまう。
悪魔が宿る脳内紐解くともうすでに殺意も抱き始めている。