駄文

暑い。郵便局に振込みに行くとき、近くを歩いていたら幼稚園でプールをしていた。熱い芝生が水に濡れたにおいがしてきた。このにおいは独特のもので「夏のにおい」の一つだ。
においというのは実に記憶を呼び覚ますもので、あのにおいをかいだ瞬間、鮮明に園児時代を思い出した。幼稚園の庭みたいなとこに設置された馬鹿でかいビニールプール。
年中の頃のプール初日、他の組の連中が先にプールの時間で自分の組は本読みかなんかしてたときのこと。
「なんだ、いいよなーバラ組もうプール入ってるじゃん!」「早くはいりたいよー」「プールに入るときぼくもなかまにいれてよ」とか誰かとなんとなくしていた会話なんか思い出した。
年長にもなると「おまえ、おとなしいふりして○○先生の着替えてるとこ見てただろ」とか言われてしまう。性にも貪欲になっているわけで。。《確かに幼稚園の頃はエロかった時期はあった。第一次性欲期とでもいうべきか。小学校低学年のあるときに「(こんなエッチなこと考えるのは僕じゃない!もう一生エッチなことは考えないぞ!)」となぜかエアコンを見つめながら決意していたことを鮮明に覚えている。その頃は有言実行でその6歳か7歳くらいのときから第二次性欲期の12歳くらいまでは一切エッチなことを考えないようになった。一生、女子と喋らなくても平気だと思っていたが…》。


人間は過去を美化しがちだけどあのころはあのころで一緒に遊ぶ仲間やら、他の組に対する嫉妬やら、おやつのメニューに対する不平不満とか、若干の性欲とかまあいろいろとストレッサーと相対していた。
暑いあの日はまだ18年位前。別に過去でもないよな。