仕打ち

ゼミの授業。村中講師。
村中「この中に文化祭の仕事に参加してないものがおります」
ざわざわざわ。やれやれと。俺は顔出ししたモンね。
村中「konrinzaiさんです」
冗談じゃねえよまったく。すかさずゼミ生のジャージ君が
ジャージ「konrinzai、いたじゃん。来てたよな?」
確かに行ったは行ったのですが、仕事めいたことをしておらず、サボりに等しかったのは確かです。自分は村中に見切りを付けられたことを悟り、
konrinzai「いえ、行ってません」
自分はおのずと敗北の態度をとってしまいました。村中にマウントポジションに入られた格好です。
村中「konrinzaiさんには罰として経理の仕事をやってもらいます」
ゼミ内の空気が澱んでいました。経理の仕事でなく、なぜアナルファックでないのかという、そんな抗議めいた空気ではなかったのですが、なんと申しますか私はゼミ生を敵に回したようなそんな感じになりました。ええ確かにサボりました。しかし、私を空気のように扱ったあなた方にも責任はあるのではないのでしょうか、という言葉が喉元まで出掛かりましたが結局何も言えずじまいでした。
私はマゾですので罰をよこすのなら、もう少し痛めつけて欲しいのです。それこそランボー氏のようなサディスティックの男が急に現れ、スパンキングしても一向に構わないのです。そのような厳罰運動が勃発しないということは結局、皆、私を空気だと思っているということです。何だかよく分かりませんが、ゼミの文化祭の打ち上げは全員参加だそうですが、経理の仕事をやり終えた上でボイコットしようかと思います。無論、ボディコンの女性は好きです。