劇短小説「とおりゃんせ」

「童貞は入ってはならん!」
関所の番人は激高しました。しかし、その激高の仕方にある種の違和感を覚えました。私は童貞を捨てに洋風の連れ込み宿へと急ぎました。黒人が二、三人待機していました。そして死にました