（9:00〜15：45）
短期憂メイト初日だった。
朝九時に行ったら既に配達の部の説明が開始されており、坊主頭の野球部らしき高等学校生らしき民々と一緒に「郵便物を盗んだりとかすな」というような説明などを途中参加で受けた。
俺はドライブスルー専用人間ということで、郵便局周辺で「自動車」という日本国内で年間数千人の死者を生み出す乗り物から手渡しでよこしてくる年賀状という紙を受け取る業務。
最初は秋葉さん（仮名）という人間と二人で突っ立ってたのだが、全く手渡し自動車が来ない。最初のうちは突っ立ってるだけで時給900円はおいしい、と思っていたのだが、段々と寒さが身に染み出し、残念な気持ちになってきた。かかし。その一語だった。
そのうち秋葉さんは交通整理の真似事みたいなことをしだしたが、これは業務外だと俺は一切関与しなかった。
昼間は食堂で昼飯。カレーライス。味は…。
午後からは女性が一人やってきた。若い感じだが、挨拶したら圧倒的無視された。社交性が無い人間は憂メイトをやるがよい。
永延と待っていてたまに老人が葉書をよこしてくる。16時前に終了。6時間突っ立ってた。足が疲れる。
日を追うごとに仕事はハードになってくるそうだ。
