ミニロト

精神衛生というものを考えると、週に一回程度安価なギャンブルをした方がいいと思われる。そこそこ安価で費用対効果が抜群といえば数字式選択式全国自治宝くじである。この中でもロト6は木曜発売、ミニロトは火曜発売、ナンバーズは全平日発売。
精神の士気を上げるのは週末よりも週明けの方が喜ばしい。かといってナンバーズで毎日当選結果を気にして生活するのは返って精神に害がある。
「(ああ、今日も当選結果を確認しないと)」と惰性を感じる日がいつか必ずやってくることが予想されるからだ。宝くじというのは結果を待ってる高揚感も含めて宝くじであって惰性で買うくらいなら買わない方がマシ。よって火曜に結果が出るミニロトのみを継続してみることにした。
1口200円。1から31の数字のうち5つの数字を選ぶ…。
3つの数字が合えば約1,000円。
4つ合えば約10,000円。
5つ合えば約10,000,000円…!
1等は当選確率169,911分の1…!僥倖…!圧倒的僥倖…!
とはいえどうあれ最終的に数を5つ確保すれば勝ち。単純明快、簡潔。
考えてみれば、3つ当てて約1,000円という末等は明らかに騙し餌…!とんだお笑い種さ。これはあらゆる宝くじの末等で共通することだが、現実のままではあまりに味気ないのでとにもかくにも1,000円だか300円だかの「当選」したというほとばしりを味わせる、若干の夢を与えることによって「(次こそは高額当選だ)」と思わせる。低額当選というそこそこ豊かな気分を簡単に与えて購買意欲を向上させる。こういう不毛なパラドックスから出られない市民がいる以上、みずほ銀行は安泰の一途…!宝くじ売り場に並ぶ行為は実際には架空の年貢を納める如き行為とも知らず。いや、知らない方が幸せ…。
遊び感覚で考えると宝くじで確率論を唱じる人間がいると最悪…、興が殺がれること甚だしい。これは一つのお遊びだと思う方が明らかに健全だ。
一千万よこせ。いや、ください