会うべき人に会うこと

昨日の出来事。5時起床。既に蒸し暑い。6時過ぎに家を出る。7時20分、駅から高速バスで大阪へ。
なぜ大阪へ行くかというと、このブログの読者であるヒロ本さんに会うためです。密かにメールで交友していまして、異性ですが、同い年でいろいろと同一の人間性を感じて、会うことにしました。
私は心もとなく震える毎日にヒロ本さんによる安息を求めていたのかも知れません。人は人となぜ巡り会うのか、いつ巡り会うのか、それは分かりませんが、この「擦り切れ記」のおかげでヒロ本さんに会えたことは自分にとって奇跡だと思います。
行きのバス。座席でぼーっとしながらなぜ生きていくかを考え、卑猥なことも考え、ガラスに水滴が付けば泣いている人のことを考えました。
正午に大阪に着き、ヒロ本さんに会いました。可愛い方で優しそうです。
初対面は緊張します。自分、喋りが苦手で結構、リードされました。ヒロ本さんの関西弁は気流に溶けこむような親しみを感じます。この優しそうな人は遠い大阪の空の下でどんなことを考え、23年間を生きてきたんだろう、と思いました。
ネギ焼きを食べたり、神社に行ったり、喫茶店に行ったり、歩き回った感じです。
挙げ句の果てに服のコーディネートをしてくれて、実は嬉しくて泣きそうでしたが、コンタクトが取れては困るので密かに我慢しました。
仕事のこと、目標がないことを嘆きあったり、いろんな話をしました。


雨の中別れて自分はカプセルホテルへ。よれよれで肘をついてヒロ本さんのお土産を眺めて感慨深くなりました。自分のことを気遣ってこんな優しくしてくれるなんて何かに祈りたい気分です。心もとなく震えて頼りっきりにならないように、少しでも強い男になりたいです。


カプセルホテルでは洗面所で白人が「アーユージャパニーズ?」と言ってきました。「イエス」と答えるとわけのわからん英語を言ってきましたので「センキュー!ビューティフル」と適当に答えると白人は苦笑して立ち去りました。自分には課題が多いようです。


旅人は雨に濡れて迷って七転八倒しても、歩き続けることで、人に出会って立ち直り、そして喜怒哀楽を繰り返し、どうやら旅を続けるそうです。