なんとなく書く文

死んだ爺さんは二人とも優秀だったそうである。
英語堪能の船舶管制官と郵政省の勤め人。どうやらDNAはいいものがあるようである。親戚も勉学に勤しみ続けた方ばかり。しっかりものばかりで参った。ちなみに親戚づきあいは大人になってからはまだ何もしてない。私は高校以降、絶望的なほど勉強ができない。先行き不安ですな。
この時期、各地で公立高校の入試発表があったりするが、あの掲示板を見た光景は未だに覚えている。聞こえてくるのは勝者の雄たけび、そして隠れた悲壮。それを懐かしげに眺めている高校生。あの瞬間はいろいろ生きていた気がする。
親父殿がバリバリ仕事ができてたころは贅沢させてもらった。スーパーファミコンは6歳の91年には家にあった気がする。クラスのみんなが部屋にやってくる。週末も外食ばかりしてた。ファミレスばかりだ。ファミレスで黙々と食ってた。幼少からこの調子だ。どうしたもんか。美味しい物を食べて、ぐっすり寝て、面白いテレビ番組を見て、面白いゲームをして、ドリルを解いて、ランドセルに教科書を詰め込んで寝る。それだけで充分だった。あの頃はあの頃なりに辛かったこともあった。体育は嫌だし、休み時間に鬼ごっこの鬼になると嫌だったし、あーあ。
しょうがない、がんばろう。