今朝の「TheサンデーNEXT」で餃子の王将の新人研修を観た。
王将研修は刑務所がコンセプトなのか。男も女も大声で接客用語や社訓めいたものやスピーチを発したり、走ったり泣いたり抱いたり凄まじいものであった。それにしても夜更かしの理由問い詰められて、アイス食ってたと述べた眼鏡君といい、号泣で研修合格後に資料をほったらかしにしたということで不合格にされて、また合格して号泣する六大学卒男といい、王将がなかなかの人材を獲得していることは明らかであった。
この研修がいいか悪いかは別として、朝っぱらに見るような映像ではなかった。土日祝日無く、餃子を包んでは焼き、包んでは焼き、サービス残業全快で、競馬に勝った爺、爛漫な家族などといった客を迎え入れる。自分にはできそうもない。
矯正されて辛うじてまともになれる我々若年を立て直そうというのは分かるが、行き過ぎて第三次世界大戦仕様の精神構造にされても困る。
ちなみに私はこれほど酷い会社ではないが、昨年スーツで研修を受けていない。全て、ウナギ、いやツナギを着て受けていた。一年経ってあの経験が生きていないこともないが、もう受けたいとは思えない。
王将は新入社員を今までで最も多く取ったそうで、改めて売り手09年卒と氷河期10年卒の差というものが見えてくる。時代によって新卒という最高の資格の効果が出ないというのはあんまりだ。自分も一年遅かったら外食くらいしか受からなかったかもしれない。そのことは肝に銘じておこう。
