流れ行く時季

朝、起きた瞬間の感情、朝御飯を食べているときの感情、仕事をしているときの感情、あらゆる感情が発生する中で過去にあった感情を浮かび上がらせ、それらを混じり合わせてエッセンスを変形させる。
一日であまりにもこうした脳内作業が多すぎて、書き起こす気にもならない状態となっていたわけだ。


現在、私の心身は共にとてもいい状態である。暗闇でない、かといってカクテル光線を浴びているわけでもない、薄ぼけた世界をどうにか完成させられそうだ。
悩み事と云うか引っ掛かることが脳を支配しそうになったら脳内に大鍋を登場させて悩み事を全部ぶち込むイメージをする。そして一切鍋の具については思考しないようにする。それはやがてどろどろと溶けた感じになる。要するに悩みを保留する癖を付ける。保留していれば勝手に消えたり、上手い具合に合理化されてしまうというわけだ。たったこれだけで建設的な思考に傾きつつある。


仕事場で。同期の吉年が知り合いが近日自殺してショックだの漏らしていた。二十代前半で店長職だったそうで、責任逃れができなかったのだろうか。自分が過労労働を強いられたら、どうするか。バイト時代から労働を簡便に簡便にしようという魂胆の持ち主であるから、やはりどこかで逃げ出しているだろう。


ただ正直に思ったことを感じ、それを誤魔化さずに行動に移すことが大切なのでしょう。