虚仮生活(七)

「Damm! The days go on and on.They don't end.
All my life needed was asense of someplae to go.
I don't believe that one should devote his life to morbid self-aftention.
I believe that someone should become a person like other people.」
『和訳:チクショウ 毎日過ぎて行くが終わりはない。俺の人生に必要なのはきっかけだ。自分の殻だけに閉じこもり一生過ごすのはバカげてる人並みに生きるべきだ』
トラヴィス・ビックル(映画「タクシードライバー」)

以下、性的に残念な表現がされております。女子、ならびに乙女座の方は読まないで下さい。
 昼休み、金輪はコンビニに立ち寄った瞬間、猛烈に不埒な感情に陥る。店から出てきた営業風のどうみても三十路超えの女の脚や尻に不覚にも反応してしまったのである。
 そうして金輪の作業着の股部分にはポコチンのシルエットが浮き上がり、さてどうしたものかとこのままコンビニに入るのはとても穏やかではない、そのため数分勃起納まり待ちをしてから入店し、結局何も買わず、腹を空かした午後を過ごした具合である。
 食欲、性欲、睡眠欲。この三つを満足させなければいつまで経っても健康にはなれないことは世の常である。
 そうして金輪は帰宅してから健全で良識的かつ民主的な選択として濃密な手淫を施し、そうして手記を書こうとしたのであるが、どうも彼は怠惰が高じているようで、手記は書かず、これから鼾を掻いて寝るそうである。

手記(七)

なし