千里の道も一歩から

 朝、落とし穴夫婦死事件の悲惨な新聞記事を見て、人生にはどこに落とし穴があるか分からないもんだ、と分かったような顔をする。
 鳴らない携帯電話を鳴らすために三十六歳独身の女子に丁寧語全開でメールを送り、何度かやり取りし、「名前、呼び捨てでいいよ」と送られてきたので図に乗ってしまい、「動物の物まねは何が得意?」という稚拙なメールを送ったせいか、それ以来返信はされてこなくなった。腹立たしいことではあるが、どうやらコミュニケーションは文面だけでも厳しいものがあるようだ。
 さてどうしたものか、小学生はまだ夏休みか。ふさふさと遊びまわってのんびりしたもんですなあ。田舎で仕事をしているとのんびりしたもんだ。刺激が足りないのが玉に瑕ではあるが。会社の年寄りがテレビに金を掛ける気持ちが分かる。刺激が無いからテレビと云う情報媒体に頼るしかないんだろう。
 本日の世界陸上。室伏氏の投てきに濃密なダンディズムを感じた。銀メダリストの最後の投てきがかなり飛んだため、厳しいと思ったが、6センチ差でセーフ。日本勢14年ぶりの金メダル、素晴らしい。
 そして、トキオのメンバー無免許運転、5人の中で一番しっかりしてそうな山口氏が免許の期限を忘れるとは人間、見た目じゃ分からない。



TOKIO沢田研二