また周期的な頭痛。偏頭痛は自分にとって生理痛のようなものだ。
休み。図書館にて太宰を読んでいた。脳が弱っているのか読むのに集中できなかった。「人間失格」は確かに自分にとってはバイブルだが、世の中にはあれを初めて読んで戦慄を覚えたり一週間まともに飯を喰えない人間がいたりするらしい。劇薬的作品のようだが、私にとっては次から次へと新たな女が付いて回る葉蔵の女運の良さに対して軽くイラつきながら読んだりしているのでそこまでのめりこまない。
その後、ネットカフェに出向き、「キッズリターン」を観ながら双葉社の「17才。」という漫画を読む。元ネタが実在した事件だと容易に察せられる。ところが作品では結末が殺人じゃなくなって救いのある結末になっている。まあこれはこれで漫画だからいいのか…？と思ってamazonを見てみたら評価は酷評だけで、新品が売られてもいない。
私は七年ほど前にネットで事件の詳細を初めて読んだが、太宰作品よりもショックだった。何しろ現実に起きた出来事で、戦慄を覚えて一週間まともな思考をできず、笑うことができない時期が続いたことを覚えている。
犯罪抑止に関しては地域や歴史において無数にあり過ぎて個人では対処しようがない。マザーテレサは世界平和のために何をしたらいいのかと聞かれて「帰って家族を大切にしてあげて下さい」と述べているし、「１００人に食べ物を与えることができなくても、１人なら出来るでしょ？」とも述べている。自分のできる範囲で頑張りたい。
