退屈な日常を生きている人間の休日

 暴力的発想、運動、性行為(自慰含む、というか自慰)、自意識を消す妄想
大体このようなものである。
 夕方、葉桜を見ながら徘徊していた。まるで何かをやりたいという気も湧かない。十日後に死ぬ、みたいな気持ちを持って欲望を出さなければならないのだと思うが、出ない。暴力的発想というものは常に持っている。運動や性行為は一人でやっていても何も面白くもない。自意識を消す、つまり自殺とか狂人願望みたいなものはほとんど考えなくなった。けれども自分にも自己顕示欲はある。自立して英雄にならなければならないという気は少しだけ、ある。
 いろいろ本とか映画とかドキュメンタリーとか見たり読んだりしてきたけど、他人の生き方なんて何の参考にもならない。欲望をコントロールして人生設計を立てるのが健全なものだとは分かったけれども自分の欲望が極端に歪んでいるから他者の人生が参考にならないのだ。
 理由は不明だが世界中から残酷な視線を獲得するために異様に頑張っている北朝鮮の刈り上げデヴみたいにもっと馬鹿馬鹿しく憎たらしく生きてみたいものだ。