兄と、おねえさんになる人

 今日は兄が結婚する前のご挨拶に、家(実家)に婚約者さんを連れてきたわけで、たまたま仕事休みだったので私も立ち会ったのだけど、父親が緊張し過ぎで腰抜かしたりして大変だった。母親も緊張して田舎のおっかさんみたいに頭を垂れたりしちゃって、御出ししたシャーベットが要冷凍なのに冷凍せずに溶けていたりと、結構な失敗があったりして、話がはずまずに場がシーンとしたりもしたけど、穏やかそうなカップルだったので、まあまあなんとか…。
 最初は場違いかもとすら思っていた私もこれはヤバいと前半は二人と話をするようにして(口べたなくせに)、数少ない兄貴エピソードを織り交ぜながら場を繋いだ。まあ婚約者さんイイ人ですよ。兄貴も兄貴であの荒れクレ者の中学時代からすれば非常に穏やかになられており、傍から見れば幸せそうな婚約者同士ですた。
 車で送ったけど後部座席の後ろの二人は終始和やかに話をされて、なんだか夫婦の間の愛情というものを人生で初めて考えさせられた。たった一人の兄弟が結婚するわけで、それはそれは重大なことなのだろうけど、小学生高学年以降、兄弟間で喋ることもあまりなかったので、率直に兄貴もいつの間にかかなりのリア充になってたんだなあ、という感想です。
 触発されて私も結婚したいとかそういう感想もないことはないけど、今のところ私が声高にいうことは何もありませんよ。
 さらば、行け! 御無事に暮せ! 以上。