やつれ

相変わらず苛々しながら生きています。車に乗るとよく狂います。最近はパソコンがぶっ壊れて生活様式が強制的に変えられている毎日です。
昨日は前回書いた通り、バイトの飲み会でした。ほぼ全員参加でした。私は今のバイト先を気に入っており、行かない理由もないので行きました。行って早々、牧場と亀吉に「汗臭い」と指摘されました。その日は暑く、全力で自転車を漕いでいたから体の腐敗が始まっていたのでしょうか。不覚でした。
席に着きました。端の席でした。横にはヘル男、前には亀吉でした。続々と人が着ました。十数人もの人が集まりました。パートさんの子供も数人いました。なぜか私が乾杯の音頭をとらされました。グズグズした乾杯でした。
私の周りは男ばかりでした。話。歳若い男というものは品性下劣な話をしたがります。私も道化によるサービス精神で好調にトークを繰り広げました。
ビール。二杯飲んだら喋る気力がなくなりました。
「金輪際は友達いるのか?」と聞かれました。まるでいないのが前提みたいな言い方でした。「ヤツれた友達が二人います」。相手、失笑でした。本当は一人もいません。本当のことを言えば失笑すら発生しなかったことでしょう。
黙って会話をする他人、特に子供を観察していました。私は元来、子供嫌いでしたがパートの人の子供はとても愛らしく感じました。特に四歳くらいの坊主に対してはただ可愛い、と言ってもいいたりない、何か分からぬ懐かしい愛らしさといったものを感じました。亀吉やヘル男、牧場は子供を相手にするのが上手でした。けれども私は端で子供らを観察するだけでした。二次会。男だけでカラオケでした。私は例により、エネルギッシュな歌で場の空気を変えました。歌わないときはほぼ無言でした。
帰り道はいつも虚しいです。一度飲み会をすると日々の生活がよりつまらなく感じ、荒廃します。