鶴瓶のニッポン武勇伝「カミカゼ特攻隊から奇跡の生還」

内容は特攻隊の浜園隊員が特攻作戦の理不尽さに戸惑いながら、故郷を思いつつ飛び立ったが奇跡的に帰ってきたという話だった。
特攻前日の電話での母との会話。当日の兄の見送り。指紋付きの母の団子。飛び立ってから故郷上空から写真や団子を飛行中に落とす。敵艦が見つからず撤退。先輩隊員の死。などなどのエピソード。本当に実在し命をかけた浜園氏が今の若者と当時の若者があまりに違いすぎることに涙ながら狼狽。特攻に関する生々しい凄い話ばかりだった。
当時の特攻隊隊員の多くが若年者。今の自分と同年齢の人が多い。自分が浅ましい。ちょっとのバイトや学校行くことだけで虚ろになっていることが恥ずかしい。そう思った。幸か不幸か自分は戦争どころか闘争もない世代、戦いを知らない。
当時の若者には理想があった。各々の描く男としての生き方。それを目指して自分の存在を懸けるために特攻ができた。
それに比べると今の俺とかは死にながら生きているようだ。戦わないとこうなる。戦争の無い平和な時代、戦いをしなくてもいい時代にあえて何かと戦わなければ時代に流されて澱み腐るだけ。まずは自分で戦いの対象を見つけるところから始めなければならない。