壊れかけの修繕士(見習い)

今日はクローラーの泥を払って泥だらけ(地べたに引っ付いて機械の泥を落とした)。
仕事が大して回ってこないのに「日曜仕事出て来い」と言われる理不尽さ。繁忙期はまだ始まったばかりだぜ…。上司を見ていれば十年後も三十年後も分かるが、三十年後も泥払いをするのかと思うと今にも辞めたくもなる。
昼飯は相変わらずあまり喉を通らない。五郎丸がちゃべちゃべと「おい、疲れてるのか?」と。「いえまったく」。細かい嘘もしんどいな。五郎丸が「何も食ってないな、インフルエンザか?」と。「いえいえ」。会話がしんどいな。参った。
「興味ないとこでもいいからどんどん受けろ」という昨年の大学の就職課のセリフが思い出される。新卒採用で興味がない会社には入社してはならない。新卒採用は形振り構わず仕事を求めてはならないのに(気付くのが遅かった)、この仕事はそういう仕事が無くて困った連中が飛びついてくる仕事だった(若い上司にはまともに就活した人がほとんどいない)。


・今日の出来事
太郎丸「ここのボルトを締めてくれ」自分「はい」
「ここの掃除してくれ」「はい」
「うおおおおおお(重いものを動かすときの雄叫び)」「はい」
「そういうのは返事せんでいい」
太郎丸の見習いをやって2ヶ月。正社員以前にも一月見習いさせられていたので3ヶ月…あまり進歩が無い。


吉年(同期)「そういえば明日、仕事あるのかな?」自「さあどうでしょうね(どうでもいいわ)」
「ちょっと聞いてみます」「そうですか」
「………(もじもじ)」「(………目の前に上司がいるだろ…)」
「ちょっと金輪際さん聞いてくれませんか?」「えぇ?(うぜえなあ天パ、自分で聞けよ)」

配属されて2ヶ月。消極的な者同士だからか同期とあまり仲良くない。


自「あー五郎丸さん、明日はいつもどおり出勤すればよろしいでしょうか?」五郎丸「所長にききなはれ」
いない。電話するか。
自「お疲れ様です。明日、仕事ありますか」所長「あるよ」
休日出勤決定。