血気と決起

依然、怒鳴り散らされ呆れられる。「辞めたほうがいい」と言われるほど集中力が欠如している。精神的な問題の根源は体力的な問題なのだが(九月は今のところ病院に行く為に一回休んだだけで疲労蓄積が原因なのだが)、労わられるわけもなく、単にキチガイ扱いされるだけだ。まだ刺されないだけマシだと思う。


悪しきを避けていったら安泰はない。罵倒され、刺激を受けるから辞めたいと思えてくるのだが、もし、まともな職歴が付かない現時点で辞めれば、理由はどうあれその短い期間がゆくゆく重く伸し掛かる。転職時の面接官が「この人はすぐ辞める人」だと考える。就職前、三年は働こうと誓ったのにその舌の根も乾かぬうちに怠惰へ流れては崩れ落ちる。そんな未来を辿っても何も変わらない。だからまだ辞めねえ。
俺は給与以前の問題として正社員っていうこの位置を三年続けることが武器だと考えてるんだ。だから辞めねえ。辞めたくても辞めないんだ。