機種変更

ロッククリア済 G'zOne TYPE-X by CASIO ブラック 白ロム携帯 標準セット品


今日は携帯電話の機種変更をしに、auのショップへ出かけたわけである。たかだか携帯電話の機種変更とはいえ、二年縛られていたわけで、その間に電話機に対して不都合に思う点を飲み込み、飲み込み、ようやく呪縛から解かれるわけで、事の重大さは何気に感じているのであるが、変に気を高ぶらせてもしょうがないと、牛丼屋にでも入るように呆気らかんと店内入り口に向かったわけである。
押しボタン式自動ドアを開けると、白っぽい店内の向こうには光沢な電話機が展示されており、店員がカウンター越しに身構えていた。
とりあえず、目当ての電話機なぞを探そうかと歩き出し、これは新しそうだ、これは色鮮やかだなどと一台一台に無味な興味を入れながらどうにも目当ての物が見つからないでいると、やがて店員がやって来て「今日の目的はお決まりですか?」などと少しばかりの警戒の色も無きにしも非ずであるが、とにもかくにも目当ての物の特徴を言い、カウンター前の椅子に座らせてもらい、どうにか機種変更の段取りの工程の中に入り込んだのである。
今回、変更させて頂く機種は、粉塵に強い携帯電話であって、丈夫そうなのである。それは本人が軟弱故に携帯電話くらいはという思いもあるのではあるが、いや、それはまた別の話である。
相手の店員はどうにも研修中の身だそうだが、やたら丁寧で、それは小生が某販売会社で研修の身の時よりも格段に礼節がなっておると見られ、甚だ感心したのである。
契約プランに話が及ぶと、どうも通話料がやたら少ないなどと微笑しながら指摘せられ、なるほど、そういえば自分は携帯電話を携帯するのは、登山者が御守り代わりに所持しているような通信機器に対する認識に近いものがあり、こと通話機能に関しては消火器的な、あるに越したことはないというポジションをいまひとつ脱しきれず、どうにも巷の肺活を躍動させる人間たちとは差があるようで、最安のプランでゴーすることを勧められ、断る理由もなく、快諾した。