壊し屋

 事態はさらに深刻だ。軽トラに積んでいた物置を会社の車の滑車にぶつけて物置を破損させた。
 日の出4:34。朝六時起床。81歳のジジイの交通事故のニュースにやれやれと息を抜きながらハンバーガーを食べる。
 午前中、機械設置にT市に行く。設置しようかと云うときに冒頭の事故である。お咎めのみで済んだが同じ事を今後はするなと青松にきつく言われる。
 破損の影響で剥げた部分に塗る塗料を買いに行く。ホームセンター、ない。100円ショップ、絵の具しかない、購入。大型電器店、田宮的な塗料を購入。三件回って時間を浪費し、金も自腹。塗料を塗ってみるも見事な違和感が隠せない。突如購入した塗料、絵の具、パレット、筆と云う負債が残る。
 午後は方向音痴を露呈させたりなど。一件修理対応。ラーメンバイト時代の牧場に似ている団体職員で同年齢か年下風の男に「そっちの会社に電話しても出なかった」「なんで壊れたのですか」などと言われる。機械を知らない人に機械の不具合を教えるのは大変だ。直感的にこちらが『すいません』を言えば温和になる雰囲気を感じ取ったが、あえて言わなかった。機械寿命だったのだから謝らなくて正解だ。修理する度にいちいち言っていたら腸が壊れる。終始、ボーっとした状態が続いた。車の運転も危うかった。これはおそらく一日に手淫を複数回した影響だ。情けない。
 19時退勤。日の入り19:14。今日はボロを出した一日だ。明日から休みだが、つくづく詰めが甘い性格だと思う。後一歩か二歩ってとこで気が抜ける性格だ。大事故を起こさなかっただけよしとしておくか。