ロックオンデマンド

 だるい。疲れた帰宅時にセルフのガソリンスタンドにてガソリンを入れている最中にクレジットカードの販促をされる。「○○は○円お得です。是非…」どうたらこうたらこういう勧誘をされると非常にだるい。ロックオンと云う固定客を集めるためにこういったカードを作っているのだろうけれども、それにしても今契約したらティッシュ五箱差し上げますってのがなんともセコイ。此の手のガソリンスタンドでティッシュ箱を景品として配る手段が横行しているのは改めて何なのかと思わされる。手淫中毒者にはティッシュは確かに有難いアイテムであるが、世の中はそんな中毒者ばかりでもない。おそらく、ティッシュとかトイレットペーパーなどという腐らない消費類の物品景品は主婦がターゲットなのだろう。金に細かい主婦は、何を買うにしても一円でも安くするためにあらゆるカード類(ポイントカードなど)を作ってロックオンされまくっている(特定の店の消費者として囲われている)。その傾向を考えるとスタンド側の思惑も見えてくる。
 それにしても向こうも仕事で必死なのは分かるが草臥れたときにこうした勧誘をやられるとどうしようもない。死んだ目をして明日食う飯もないようなテンションで「……考えておきます(考えねーよ)」と答えて、貰ったパンフレットはゴミ箱行き。ノーと言えない日本人として恥じる。