10.17

 昨晩の通夜の説法。末期患者の最期の冗談、浄土と云うものは生きている人間にのみ存在する認識云々かんぬん、先祖と共に生きているという自覚を持つことが云々かんぬん、などいい話だった。
 自分がいかに愚かな境遇であるかをいつも述べ、不幸をのたまうのは簡単だけども、自分に酔う方法がそれだけでは哀しすぎる。独りよがりを個性だと思い込んだ生き方は止めるべきだなあ。先祖が哀しむ。